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BLOG講師の日常ブログ

ピアノ調律♫(エルサ先生)

10月のおしゃべり帳でベル先生が、ピアノの弦が切れて調律師さんに来てもらったと仰っていましたね!そのお話を聞き、私もそろそろお家のピアノの調律をしてもらいたいなぁと思い、いつもお世話になっている調律師さんに来ていただきました♪

コンセントを繋いでスイッチをつけると音がなる電子ピアノやキーボードで練習している生徒さんたちには馴染みがないと思いますが、アコースティックピアノ(グランドピアノやアップライトピアノ)は調律というピアノのメンテナンスが必要なのです!

毎日たくさん弾いたり、気温や湿度などにより弦はだんだん伸びてきます。そうなると音程が狂ってしまいますので、まず1番に音の狂いを直してもらいます。
私は年に一回、この秋の季節に調律に来てもらっています。
あまりにも狂ってしまっている音はわかりますが、毎日音を聴いていると少しの狂いには慣れてくるのか、私はそこまで気になりません(笑)
今日も「気になるところはありますか?」と聞かれましたが、正直に「大きな狂いはありません、細かいところは分からないので綺麗に整えてください」と丸投げ^^;

そうして始まったピアノ調律、一音一音耳をすませて調整してくださっているのを後ろから静かに見つめ、ピアノの内部に私は興味津々!
「今年は良く弾いたね~、音程もアクション(鍵盤の仕組み)の反応もバラつきが結構あるよ!」とのこと……
調律師さんはチューナーも使わずに音を聞き分け調整してくれます……
よし、私の来年の目標は色々な意味で”耳を鍛えること”にしよう…!(笑)

一通り音を整えてもらった後、「音程以外に気になるところはある?」と質問され、ペダルの微妙な踏みしろと鍵盤のタッチの具合を少し変えてもらうようにお願いしました。
ペダルはただの足の上げ下げだけでなく、追求すればするほど音楽は変わります。浅く踏む、半分まで踏む、深く踏む、これだけで同じ曲でも全然違って聞こえるのです。なので、それぞれの曲調を捉えてどんな風に弾くか、そのためにはどのくらいペダルを踏み込めばいいのかを考えることはとても重要なことなのです!

それから生徒さんとも時々お話をしますが、私は鍵盤の重たいタッチが好みです♫正確には重たいタッチというか、指が鍵盤に吸い付く感じが好きなのです!(分かってもらえますか?!(笑))
「お家のピアノと教室のピアノは違うから、教室のピアノは鍵盤が重くて弾きにくい!」と思っている皆さん、私のお家のピアノはもっと弾きにくいかもしれません(笑)
私は大学生になってから重めの鍵盤が好きになりました、それまでは皆さんと同様ずっと練習していたアップライトピアノの鍵盤が軽かったのもあり、軽い方が弾きやすく疲れることがないので好きでした!
しかし、重い鍵盤の方が細かいニュアンスが表現しやすいことに気付き、それからは重い方を選ぶようになりました。(真のピアニストはどんなピアノでも良さを最大限に引き出し、素晴らしい演奏をなさいますので、これは完全に私1人の意見です(笑))

鍵盤のアクションを出して、音の粒が揃っているかを確認しています。
調律師さんはピアノのお医者さん、悪いところを直してくれるのです☆

ハンマーの調整で音色の変化をつけています。
たくさん弾いていると、このハンマーに弦の型の溝ができてきます。この溝が深くなればなるほど、金属的な当たりの強い音になります。

鍵盤のアクション、こんな風になっています!取り出すことができるのです!初めてこの場面を見たとき、私はあまりにも驚いて思わず「大丈夫ですか?!」なんて聞いてしまいました(笑)

1時間半~2時間ほど直してもらっている間、ちょこちょこ雑談をしながらずっと調律の様子を見させていただきました♫
アコースティックピアノをお持ちの生徒さん、お家のピアノがどんな風に調律されていくのかぜひ見てみてください!
そして、「柔らかい音、派手な音、こんな音で弾きたい!」などの要望があれば伝えてみてくださいね!

私もまた1年、新たに調整してもらったステキなピアノをたくさん弾いていきたいと思います♫

エルサ先生

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