2021年も半分が過ぎ、暑い夏がやってきますね!
7月といえば七夕。お願い事を短冊に書き、笹竹に飾り付けるイベントですね。
日本の童謡に「七夕」のお歌があるように馴染みがありますが、実は七夕の伝説は奈良時代(奈良の平城京が首都になった時代)に中国から伝わったとされています。
天の神様には、美しいを織物を織る「織姫」という娘がいました。お化粧もせず仕事ばかり頑張る娘をかわいそうに思い、天の神様は牛の世話を行っている「彦星」と引き合わせます。織姫と彦星はすぐに恋に落ち、やがて結婚しますが、2人は結婚すると仕事をせず、遊んでばかりの生活をするようになってしまいました。怒った天の神様は、2人を天の川の東と西に引き離してしまいます。すると2人は悲しみにくれて、ますます働こうとしなかったため、天の神様は真面目に働くことを条件に、年に1度だけ2人が会うことを許したのです。それから毎年7月7日の夜、織姫と彦星は天の川を渡り、会いに行くようになりました。これが、七夕の伝説です。
今の日本では7月7日というと梅雨真っ最中で、『てるてる坊主』を作ってあげることもあるのではないでしょうか。元々は旧暦の7月7日(今で言うと8月頃)だったので、晴れの日が多かったとされています。
ちなみに七夕と書いて「たなばた」と読むのは、日本では古来、神事などに使う高貴な布を織る行為をたなばた(棚機)と呼んでいたため。本来なら「しちせき」と読む外来語に、「たなばた」と言葉を当てたようです(他にも諸説あります)。
織姫さまはこと座のベガ、彦星さまはわし座のアルタイル。どちらも1等星で明るい星です。はくちょう座のデネブを加えて、「夏の大三角」とも呼ばれています。
色とりどりの短冊や、いろんな形の飾りを笹竹に吊す七夕飾り。昔は高ければ高いほど星に願いが届くと考えられ、屋根の上まで高くかかげていたようです。
折り紙で作る七夕飾りにはいくつかの種類があり、それぞれに意味が込められています。
- ●吹き流し
機織りやお裁縫の上達を願う飾り。 - ●くずかご
清潔、倹約を意味する飾り。 - ●網(あみ)飾り
漁業の網(あみ)から生まれた飾りで、大漁を祈願する。 - ●折鶴
家内安全や、長寿を願う飾り。(千羽鶴にする場合もある) - ●巾着(きんちゃく)
金運の上昇や、貯蓄を願う飾り。 - ●紙衣(かみこ)
折り紙で作った人形や着物の形のもののこと。裁縫の上達を願うほか、病気や災いの身代わりになってもらうという意味がある。 - ●短冊
「五色の短冊」に願い事を書いて飾る。五色とは、赤・黒(紫)・青・白・黄のこと。
この7つを「七つ飾り」と呼びます。
「五色の短冊」とよく言いますが、なぜ五色なのでしょう?
五色は、古代中国の万物のすべてを構成すると考えられた5つの元素に、それぞれ色を当てはめたものです。
火(炎)=赤
水=黒
木(植物)=青
金(鉱物)=白
土(大地)=黄
のちに、青は緑も含むようになり、黒は縁起が悪いとして高貴な色である紫が用いられるようになっています。
今年の7月7日はいいお天気になり、織姫さまと彦星さまが会えることを祈っています☆
私の今年の願いは、みんなが健康で、一刻も早くコロナが収束することです。
みんなのお願い事も聞かせてくださいね♪
今月のクイズ
①ベートーヴェンの三大ソナタは「悲愴」、「◯◯」、「熱情」
②デネブ、アルタイル、ベガの3つの星を繋げてなんと呼ばれますか?「夏の◯◯◯」
さいきん、まいにちおうちでのれんしゅうをがんばってくれています!
そのがんばりでメキメキじょうずにひけるようになってきましたね!とてもすばらしいことですよ!これからもいろんなきょくがひけるようにレッスンがんばろうね!
先生のお話もしっかり聞いてくれて、注意されたところはすぐに直して弾けるのがすごいです!がんばりやさんの真菜佳ちゃんなら、これからもグングン上達していくと思いますよ♪真菜佳ちゃんの成長をこれからも楽しみにしています!
けん玉が得意だと聞いたので音楽に合わせてけん玉をしてもらうとプロ級の腕前!
その様子は音楽教室のインスタグラムに投稿されているので是非葵帆ちゃんのすご技を見てみてくださいね!
いよいよオリンピックが開催されるのですね。
皆さんはどんな競技を楽しみにしていますか?
さて、先月大阪フェスティバルホールでバレンボエムのピアノコンサートがありました。
コロナで2年間も音楽会に行けなかった日々が続いていたので、迷いもあったのですが感染対策万全にして聴きに行ってきました。今は指揮者としてのほうが活躍されていますが、ピアニストとしてのキャリアも素晴らしく、ベートーヴェンソナタ32曲ある中、最後の3曲が演奏されました。この後期の作品は成熟と音楽の円熟が凝縮し難しくもありますが、「生きるとはなにか」「死とは、、、」「自分はどうあるべきか」という哲学的な難問を突き付けてくる作品なのです。(小さい方には難しくてごめんなさいね)
いつかベートーヴェンのソナタ弾いてみてくださいね、美しく、威厳に満ちていて、神々しさもあり深いロマンティシズムを感じます。とにかく深く読み込むほど素晴らしいことが分かるのです。「悲愴」「月光」「熱情」が3大ソナタと言われていますので弾けるようになるといいですね。音楽は精神を健康に保つために必要なのです、と有名な指揮者の言葉ですが理解できるようになると思います。
さて、始まるや否や、音の響きの豊かさ暖かさ、透明感のある低音、エッ!どんなピアノで?
と思いながら聴いていたのですが、彼の手の大きさ(彼はかなり手が小さいのです)に合わせてある特別仕上げ鍵盤のピアノだったのです、なるほど! 納得でしたが、自分サイズのピアノで弾くピアニストは私の知る範囲で彼だけです、すごい!さすが!です。ずいぶん前ですが自分のピアノを運んできた大演奏家もいましたが。(その方は、料理人も一緒、舌平目のムニエルが好きだったそうです)そういえばショパンやベートーヴェン時代も細い鍵盤だったようです。小さい方は鍵盤を押すこと事態も大変なので、ヴァイオリン同様子供サイズのピアノがあってもいいのに、、、と思いますし、音域が広く和音が多いと女性の手では弾きづらい曲も多いのが現実です。でも19世紀になると貴族だけでなく大きなホールで一般市民も音楽を楽しむようになり、またヴィルトーゾと言われるリストなどがバンバン弾きだすと音も強く大きくしっかりとした今の形のピアノが主流になっていったようです。そして演奏が終わった後はスタンディングオーヴェイションで拍手が鳴りやまなかったのです。コロナ禍で日本に来てくれたことへのアリガトウと、素晴らしい演奏へのアリガトウと、ベートーヴェンの苦悩の人生から最後にたどり着いた深淵なる境地を淡々と弾き語り、何かそれぞれに思いを共有できたことへの感慨が会場を包み込み、あの鳴りやまない拍手になったのだと思います。その瞬間は会場が一体となり至福の時でもあるのです。やはり生、ライブに勝るものはありませんね。いいコンサートに出会えると幸せになりますよ、みんなもたくさん出会えるといいですね。
さて、約2年前オリンピックにちなんで、世界の国の国歌、国旗を学んだと思いますが、覚えていますか?
さて日本国歌はどのような形で演奏されるのでしょうか、またどこの国歌が流れるのか今から楽しみですね、しっかり聴いておいてくださいね。それと難民選手団(フランス語からEORと記載)29人が参加、開会式では先頭のギリシャに続いて2番目に入場の予定でケニア、シリアなどの国からだそうです。ちなみに去年の6月時点で世界の難民(国を追われた人)は2600万人で国内難民(家を追われた人)を含めると8240万人になるそうです。本当に平和の祭典になる日が来るといいですね。コロナ禍での東京オリンピック、ジュースでものみながらテレビ観戦で応援しましょう。