平成から「令和」へと元号がかわりましたね。
これまでの元号は中国の古典からでしたが、今回は初の日本古典である万葉集から選ばれました。令和の由来といわれているのは万葉集の第5巻 梅花(うめのはな)の歌からです。
【初春の令月にして 気淑く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫す】
から引用され、「春の初めの良い月に さわやかな風が柔らかく吹いている中で 梅は美しい女性が鏡の前でおしろいをつけているかのように白く美しく咲き 蘭は身を飾った春のごときかおりをただよわせている」という歌で、令和には「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」と言う意味が込められています。令和の「和」は昭和など過去に20回使われていますが「令」という文字は今回初めて元号に使われることになります。
この歌がよまれた時代には花見と言えば桜ではなく「梅」を鑑賞するのが人気で、その人気を表すかのように、万葉集で桜を詠んだ歌は43首に対し、梅を詠んだ歌は110首となっておりたくさん詠まれていたのがうかがえます。
ここで少し万葉集についてお話しましょう。万葉集は日本にあるもっとも古い和歌集で今からおよそ1200年前の奈良時代に作られ全部で20巻からなります。天皇や貴族のみならず、農民まで幅広い階級の人々が読んだ約4500首の歌が集められていて、人数を数えると514名がかいています(ただし誰が書いたかわからない歌もあります。)そのうち、400名が男性、114名が女性です。様々な身分の人々が書いた万葉集には当時の人々が何を考えて生き、暮らしや社会を知るうえでの貴重な史料となっています。
万葉集が出来た時「ひらがな」や「カタカナ」はありませんでした。そのためすべて漢字だけで日本語を書いていたのです。現在の和歌は趣味で読まれたりしますが、奈良時代・平安時代にとっての和歌は恋愛や政治、宴会においても欠かすことのできない生活の一部でした。
「令月」は何事をするにも良い月といわれています。令和の時代、どんなことが起こるのでしょうか?わくわくしますね!どうか大きな災害もなく良い事がたくさんある時代でありますように!
今月のクイズ
私たちの国日本の国歌「君が代」は何小節の曲でしょうか?
M. 梨花ちゃん(小1)
(年長)
(年長)
「令和」の新しい時代に入りました。ピアノフェスタでも平成史を見ていただいたと思いますが色々なことがありましたね、「令和」は日本の万葉集からの元号だそうで、ステキな名前で新しい気持ちになりますね。少しでも万葉集も学べるといいかと思います。私たち日本人のルーツや、日本の素晴らしさを学ぶいい機会になるかとも思っています。
ピアノフェスタでは演奏に100点やそれ以上の点数も多く、皆さん満足できたようでよく頑張りましたね。またその時にお話しした「音楽で学ぶ」を、2020年の東京オリンピックに向けて世界の「国歌」を学びたいと思っています。国歌の由来やその国の音楽家などここ宮村音楽教室ならではの学びで、より深い知識、文化的教養を身につけグローバルな時代を生きていって欲しいと思います。さあ、まずは日本です、私も恥ずかしいのですが、初めて11小節しかないことに気づきました。西洋音楽ばかり学んでいて、これではダメだと思い知ったのです。世界で一番短く、穏やかな歌詞の国歌であることなどなど、まずは我が国を知ることからはじめましょう。日本は日本人は素晴らしいと思えるはずです。
そこで、「宮村音楽教室パスポート」を発行します、只今作成中です、楽しみにしていてください。
さあこれを持って世界旅行へ出発です、もちろん出国ハンコも押しますのでね。
そして、もう一つ「世界の子供たちへワクチンを」ペットボトルのキャップを集めましょう、これは来年ロビー展に使用後、日本委員会に送ります。なんと早速持ってきてくれた方がおられ感動しました、また、お話を聞いてくださったお父様が専用の箱を作ってくださったりと、うれしいお話を聞いています、「社会貢献」につながるキャップ、日々のちょっとした気遣いが大切ですね。
さあ、新学期楽しく過ごしてくださいね。