とても暑く長い夏が終わり、秋の虫の声が聞こえてきましたね。
みなさんはどの虫の声が好きですか?
私はスズムシの鳴き声を聞くと、秋だなぁと感じます。みなさんがチョコクランチとして食べた、コオロギの鳴き声が好きな方もいるかもしれませんね✨
今回はコオロギ以外にどんな虫が食べられるのか、5種の虫をかわいいステッカーと一緒に紹介したいと思います。
まずは甲虫の王様とも呼ばれるカブトムシ。カブトムシは幼虫から成虫のどの時期でも食べられ、炒め物、揚げ物、煮物などで食べられます。
バリバリ食感で、日本でもカラッと揚げたカブトムシにレモン汁をかけて食べるのが人気だそうです。
次にタランチュラ。タランチュラといえば危険な毒グモですが、炒めたり揚げたり、串焼きにして食べると、脚がポリッとスナックのような食感、ボディーはカニ味噌を思い出させる味だそうです。栄養も豊富だそうですよ。
何でも切ってしまいそうなカマを持つカマキリも色々な調理法があり、羽と脚を取り揚げると食べやすいそうです。卵を持っているとクリーミーな甘さも感じられ、お豆腐にトッピングすると美味しいのだそう。
またまた危険なイメージのある蜂は、蜂の子が日本でも食べられ、世界中で食べられてきました。たんぱく質などの栄養が豊富で、古代の中国では薬として大切にされていたそうです。病気だけでなく、美肌や長寿の効果もあるとされています。
最後に秋を代表する虫、トンボです。羽を取り、ゆでると食べることができ、日本でも実験的に食べられています。大きいトンボになればなるほどお肉の部分が多くなり、豆やエビの身の旨味があるようです。
他にもサソリやムカデなど危険なイメージの虫たちも食べることができるようです。
昆虫食レストランに行くと食べられるかもしれません。また、レストランまで行かなくても、今は通販で購入することができ、カイコのカレーなど調理されたものから、様々な虫を姿形そのまま売られているものもありました。勇気のある方はチャレンジしてみてください✨
(↓こちらはカイコのカレーです)
今月のクイズ
①今回のおしゃべり帳の中で、食べてみたい昆虫はどれですか?
②食欲の秋ですが、皆さんの好きな秋の食べ物は何ですか?(昆虫以外でOK!)
一気に秋が進んだ感じがしますね。
9月のレッスンでは、「未来をかじろう!!」チョコクランチいかがでしたか?
答えはコオロギでした。当たりましたか?
生徒さんは(言葉どおり)
驚きと楽しい反応が返ってきました。なぜ食べてもらったかというと
世界の人口は、今80億人で2030年には85億人に増え続け、食料が足らなくなり食料危機が起きると言われています。ウクライナ紛争が起こり、エネルギーはじめ小麦、トウモロコシなどの食料の輸出も難しくなっている今、すでに飢餓状態の国も出てきているようです。日本人はお米文化ですがパン文化の国も多く、また牛、豚の飼料としてのトウモロコシも同じことが起こっています。今までの漠然とした危機が今そこにある危機として地球全体が目覚めさせられたのだと思います。牛、豚よりも少ない水やエサで我々人間に必要なタンパク質がとれ、食べられる部分が多く、高栄養食品というコオロギやその他の昆虫が見直されているのです。閉校となった小学校でも育てることが出来るそうです。大量消費、大量生産、大量廃棄をしてきた今までの経済システムから、汚染、ゴミを生み出さず、自然を再生する循環型経済(サーキュラーエコノミー)にしていくことがSDGs(持続可能な社会)を目指す地球全体に課せられた使命でもあるのです。考えてもらう「きっかけ」になればと皆さんに食べて頂きました。新聞で読んだよ、「地球はたべもの」という本があるよ、と教えてくれた生徒さんもおられました。2030年食料危機問題だけでなく気候変動、資源不足、紛争などもあり関心を持ち、出来ることはやっていきたいですね。
さて、「未来の給食」として考えられた学校給食メニューです
「関西虫食いフェスティバル」もあるそうです。(秋だから色々な虫が出てきますが絶対に生では食べないように!!)
自販機の昆虫ドリンクもありました!!