クイズの答えは先生に教えてくださいね♪ハンコを押しますのでためてください。
12月には宮村音楽教室ならではのプレゼントを考えています。
猛暑も終わり、季節はすっかり秋ですね!秋と言えば、スポーツの秋・食欲の秋・芸術の秋!
私も最近は、演奏会やミュージカル観劇、美術館へ絵画を見にいくなど、芸術の秋を楽しんでいます。
今まで色んな美術館へ行って、美術の教科書に載っているような絵画や彫刻を見に行きましたが、ただ見るだけでなく、その作品のバックストーリーを知るとその作品の印象が一変し、時にはより一層の感動、時には壮絶な恐怖を感じる作品もあり、それを知り楽しむのが美術鑑賞の醍醐味の1つではないかと思います。今回はある有名な絵画をご紹介したいと思います。
「皇帝ナポレオン一世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠式」
ナポレオンが画家のダヴィッドに描かせた、パリのノートルダム寺院で行われた戴冠式の模様です。
横幅が約10メートルもある巨大な作品です。(左右と上部を少しカットして掲載しています。)
中央で王冠を持っているのがナポレオン。手を合わせてひざまづいているのが6歳年上の妻、ジョゼフィーヌです。
戴冠式とは、「あなたを皇帝として認めます」と、イタリアのローマ教皇から冠を被せてもらう儀式の事です。この絵を見ると、一見何の問題もなく式が執り行われているように見えますがこの絵にもあるバックストーリーが!!
本来は、皇帝として認めてもらうナポレオンがイタリアのローマ教皇の元を訪ね、ローマ教皇からナポレオンに冠を被せるのが習わしですが、なんとナポレオンは、ローマ教皇をフランスに呼び寄せ、ローマ教皇から冠を奪って自分で冠を被ったそうです!しかし、自分で冠を被った様子を描くのはあまりにもナポレオンが自分勝手に見えてしまう為、ダヴィッドが機転を利かせて妻のジョゼフィーヌへ冠を授ける瞬間の絵にしたそうです。この絵の中でローマ教皇は、ナポレオンの後ろのイスに座っています。少し不満そうな顔をしているように見えるのは私だけでしょうか…。
この絵には他にも、ナポレオンの非常識な振る舞いが許せず、この戴冠式に出席しなかったはずのナポレオンの母が描かれていたり、この絵を描いたダヴィット本人も描かれているのですよ!
ではここで、間違え探しクイズ!
この絵、実は2つ存在するのです!1つはルーブル美術館、もう1つはベルサイユ宮殿に展示されていて、2つともダヴィッドが描いたものなのですが、当時の決まりで、同じ絵を書くときは1か所変えて描かなければなりませんでした。さて、この2つの絵、どこが違うでしょうか?
ヒントは「ドレス」です。見つけられたかな?答えは、ボイスメッセージを聞いてね!
ルーブル美術館に展示されている絵
ベルサイユ宮殿に展示されている絵
朝晩は涼しくなり、虫の声など秋の音がよく聴こえてくるようになりましたね。秋といえば芸術の秋、読書の秋、そして食欲の秋ですね!今回は食欲の秋にちなんで、食べ物と深い関わりのある音楽家のお話です。
作曲家の中で特にグルメとして有名なのは、オペラ作曲家として活躍したロッシーニです。彼は37歳という若さでオペラの作曲をやめてしまいます。その後はピアノ曲などを細々と作曲しながら、旅や美食に明け暮れていたそうです。ロッシーニは食べるだけでなく、自分でお料理を作ることも大好きで、フランスのパリでレストランを経営していました。彼の名前をつけたお料理「トゥルヌドー・ロッシーニ(フォアグラやトリュフをふんだんに使ったステーキ)」は現在でも高級レストランのメニューに載っていることがあります。ロッシーニ風とつくお料理もたくさんあり、それらは全てフォアグラとトリュフを合わせた料理のことを指しています。ロッシーニはあまりに食べることが好きすぎて、食べ物の名前が題名のピアノ曲、「バター」、「干しぶどう」、「ロマンチックな挽肉」などもあるのです!ロマンチックな挽肉は練習曲のようで、弾きにくい(挽肉い?)のですよ!
他にも、「ピーチ・メルバ」というデザート(アイスクリームの上に半分に切った桃をのせ、両側にお砂糖でできた白鳥の羽を飾るもの)がありますが、それは名ソプラノ歌手、ネリー・メルバにちなんだものです。イギリスのコックさんが彼女の歌に感激し、気持ちを表現して作ったのです。そして、それは彼女のお気に入りのデザートになったそうです!素敵なお話ですね♪
人生の中でとっても楽しい音楽を仕事にしてしまうと、次に楽しいことである食べることが趣味になってしまうのかもしれませんね!皆さんも食欲の秋、たくさん美味しいご飯を食べて、いつもお料理を作ってくれるお母さん、お父さんに「ありがとう」の一言を伝えてくださいね♪
今月のクイズ
①先生たちが9月4日に聴きに行った演奏会は、○○○○○○○オーケストラです。
②「皇帝ナポレオン一世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠式」が展示されているのは、ルーブル美術館とあとひとつはどこでしょう?
あっという間に10月に入りましたね。9月の台風も大雨が続き各地で大きな被害が出ましたがもう来ないでほしいですね。私たちが住むこの地球も今までに考えられなかった大きな地震、洪水、ハリケーン、台風などなど、異変が起きているのでしょうか、不安がつのります。10月には台風は来ませんように祈ります。
人の命もそうですが、全てのものに永久、永遠というのはないのです、だから世界中の人が一つしかない地球を大切にする気持ちが(核とか、テロとかやめてほしいですよね)今こそ大切なのではないでしょうか?
さて9月4日芸術文化センターでスーパーキッズオーケストラの演奏会(小学3年から高校3年までの難関を乗り越え、鍛え抜かれたまさしくスーパーな子供たち)を先生方と聴きに行ってきました。音楽を愛し、音楽をリスペクトし、どこまでも皆の音を、自分の音を聴き一つになって私たちに感動を届けてくれました。子供たちの純粋な、まっすぐな音には心が洗われ、感動的で涙が出てきました。毎年皆と一緒に行く伊丹ファミリーコンサートの加藤完二先生も指揮をされておられました。メイン指揮者の佐渡裕さんの指揮もあつ~く、子供たちの前ではいい加減なことは通じないとも言っておられたのが印象的でした。ぜひ皆さんにも聴きに行って欲しいコンサートの一つです、チケットは1時間ほどで完売ですので、気合を入れてゲットしてくださいね。一緒に聴きにいきましょう。
また、宮村音楽教室プレゼントレッスン「有田先生とジャズを弾こう」とても楽しくジャズの音作りにもチャレンジできました。様子はHPに掲載していますのでぜひご覧ください。
16日チャリティーハローウィンパーティーももうすぐですね、仮装楽しみにしていますね。