皆さん、普段からしっかり手洗いをして、感染予防のためのマスク着用もバッチリですね。
昔から世界中の人々はいろんな感染症と戦ってきました。現在と同じく感染を防ぐために人との距離を保ったり、お店がお休みになったり学校も休校になることもありました。そして「マスク」も変化をとげていました。世界中でマスクはどんな変化が起こっていたのでしょうか?さぁ準備はいいですか?しっかりマスクをして(したつもりで)当時の生活をみてみましょう。
17世紀には「ペスト」が大流行。世界で最も恐れられていた病気でした。
そんな当時のヨーロッパでは、ペストの治療にあたるお医者さんたちがこのような独特な防護服を身にまとっていました。
この姿は兵士の鎧をモデルにしたもので、17世紀ペストを治療する事はまさに「闘い」だったということがわかりますね。
頭からつま先まで革のオーバーコートを身にまとい、ズボンと長靴の他につばの広い帽子をかぶり、手には革の手袋を着用。そしてとりわけ気になるのは、この長いくちばしがついたようなフェイスマスクです。目の部分には厚いガラス眼鏡がつけられ、鼻部分には穴が2つあいています。このくちばしにはミントやバラの花びら、ミントバームなど芳香性のハーブが詰められており、長さはなんと15センチもあるんだとか。このくちばしこそ病気の感染を軽減するために作られた世界初のマスクでした。
このマスクは17世紀のフランスの医師・シャルル・ド・ロルムが開発しました。彼はフランス国王ルイ13世をはじめ多くのヨーロッパの王族を治療したお医者さんでした。
残念ながらこのくちばしマスクはあまり有効ではないことがわかり後に衰退していきます。
そこから月日は流れ1918年にはスペイン風邪が流行し世界中に広まります。当時のアメリカでは学校や劇場、教会はすべて閉鎖され国民は家にいるように指示されました。公共の場でのマスク着用を推奨され、営業停止中の店舗スタッフはマスク作成に乗り出していました。
そんな中、街中ではベールをまとった女性が現れはじめます。(ちなみに男性は今私たちが使っているような白いマスクをつけています。)
ベールは厚手で予防策としてはほぼ完璧とのことで、この際スタイルは気にせず感染症に終止符を!と言う意見が多くでました。なんだか現在のフェイスシールドと形が少しにている部分がありますね。
昔も今も予防することの大切さは変わりません。これからも手洗い、マスク着用を徹底しましょうね。
今月のクイズ
1. 今回の寄付先は令和◯年◯月◯◯災害義援金
2. 昔から今までいろんな感染症を防ぐため「◯◯◯」も変化してきた。
コロナ、豪雨災害など想像だにしなかった時代になりました、毎日増える感染者数にどうすればいいのか戸惑うばかりですが、ソーシャルディスタンスをとることが相手を思いやる手段というのは本当に悲しいことですが、今は皆で協力するしかないですね。
さて皆さんの練習ノート、今年は作っていませんので各自でメモしておいてくださいね。今までは日々のお稽古時間30分を1円と換算し私たち講師が子供達の応援団として被災地に寄付をしてきましたが、今回からは募金箱を用意しますのでみなさんのお小遣いから少しでもいいので寄付をして頂きたいと思っています。寄付には全額被災地へ渡る義援金や、NPO,NGO団体や人々へ送る支援金などがありますが、今回は令和2年7月豪雨災害義援金(日本赤十字社の判断により、熊本県・佐賀県・大分県・鹿児島県・長野県・岐阜県へ送られます。)へ寄付をしたいと考えています。
人工1億2700万の人が一人100円寄付しても100億以上になるのです、小さくても私達一人ひとりが出来ることや、生活スタイルを考え出来ることをしていきたいと思います。
2021年4月に予定しているピアノフェスタですが、アンサンブルは出来ないかと考えており、リモート合奏(オリンピックワールド)でと考えています、練習も再開しておいてくださいね、また詳細はお知らせ致しますので待っていてくださいね。
夏休みも短くなり、田舎にも帰れない人も、おじいちゃん、おばあちゃんにお手紙やビデオ通話などで元気な声を届けてみましょう、きっと喜ばれると思います。
まだまだ雨、コロナ、台風も来ると思います、気を付けて過ごしてくださいね。
寄付、今年は皆さんの気持ちを被災地へ届けましょう。