体操界のレジェンド、内村航平選手が引退を決意されましたね。
引退される理由は「世界一の練習が積めなくなったから」
体操競技で認定されている約800個の技のうち、なんと500個も習得してきた内村選手だからこそ言える理由ですよね。
引退会見では、心に残る言葉をたくさん話しておられました。
「体操人生で最も熱く盛り上がった時期は、人生で一番心・技・体が揃っていた時期だった。でも一番の原因は、世界で一番練習していたからだと思います。この場をどう楽しもうかという状況だったので、それが強かったのかな、と思います。」
「30年の競技人生、実績だけ見るとかなり残せたかなと思うけど、振り返るとまだまだやれたな。本当に満足しているかと言われると、そうではないと思う。今後、体操を世界で一番知っている状態にしたいと思っているので、ずっと勉強し続けたい。」
世界一の練習を積んでもなお満足していないというストイックさ。また、これからも勉強し続けたいという体操への強い思い。数々の偉業を成し遂げてきた内村選手の芯の強さから垣間見える謙虚さに、素晴らしい人間性を感じました。
そして、内村選手が子ども達に送ったメッセージ
「何でもいいので、好きだと思えるものを一つ見つけることが、何事においても一番大事だと僕は体操を通じて学んできました。」
という言葉に共感しました。
何か自分の好きな事を夢中になってやり続けると、他の事でもやり続けるコツが自分で掴めてくるのです。
もうすぐ待望のピアノフェスタ!内村選手のように世界一の練習はなかなか難しいかもしれませんが、自分の中での世界一を目指して練習してみてください。そうすれば本番は緊張よりも「この場をどう楽しもうか」という、練習を積み重ねてきた人にしか体験できない気持ちを感じられると思います。
そして、内村選手のメッセージのように、何か自分で好きだと思えるものを見つけてみて下さいね!
今月のクイズ
1. 音楽の三要素は『メロディー』、『リズム』、あともう一つは?
2. トンガの王様は日本の何が好きでしたか?
一惺くんの頑張りはもちろん、ご家族の手厚いサポートあってだと思います♪この調子で本番まで突っ走っていこうね!
寒い日が多くまた毎日過去最多を更新し続けるコロナですがお元気ですか?
ピアノフェスタに向けて頑張っていると思います。教室はエアロシールド(紫外線殺菌照射装置)を設置していますので安心してレッスンして頂けますがオンラインでも可能ですよ。あと2か月ほどありますのであわてず、ゆっくり、ていねいに練習しておいてください。音楽の三要素と言われるメロディー、リズム、ハーモニーから見てみましょう。
まず
らくに座って肩、手首に力が入りすぎないで弾いてね。上半身はリラックスしておなかの下(丹田と言いますが)あたりに重心を感じてみるといいですよ。
大きいフレーズで流れ良く弾けていますか?
呼吸とともに弾いてみるといいですよ。
曲にあったリズムをしっかり感じて弾けていますか?
左右のバランスはいいですか? 曲にあった音色で弾けていますか?
大きいホールでの演奏なので豊かな響きで弾こうと心がけてください。
そして一番大切なことは、曲をどう弾きたいか? 何を伝えたいか? そのことをしっかり考えてくださいね。初めての人や小さい人には難しいかもしれませんが、それぞれに曲の題名からこんな感じにひきたい!!かっこよく楽しく弾きたい!!などなど色々出てくると思います、まずはそれで充分です、自分が思っているように弾いてみてください。高学年の人は、作曲家が何を伝えたかったか?どんなふうに弾けばいいのか、作品を分析すると面白く色々な事が見えてきますよ、そして最後は自分の直感で弾いてください。聴いている人の心に何かが伝わること、何かが届けられたらそれが一番だと思います。まだ時間はありますので先生と一緒に楽しく頑張ってみてくださいね。
1月には南太平洋のトンガ王国(170の島、人工10万人)に海底火山噴火が起き津波の高さは15メートルにもなったそうです。海底ケーブルの遮断で、現地からの情報が来なく、大変だったそうですがなんとか支援も始まったようです。ゼロコロナ対策でなんと1月は一人の感染者だったそうです。8000キロ離れた日本にも津波が来ましたが、私たちはコロナで手いっぱいの毎日ですが一刻も早い支援を願うばかりです。ドイツが出している2020年の世界気候リスクのワーストワンは日本、もちろんトンガも入っていたのです。2011年の東日本大震災時畑や家をどんどん飲み込んでいった恐ろしい津波を思い出します。気をつけようがない自然災害ですが備えだけはしておきたいですね。トンガといえばワールドカップラグビー日本代表にトンガの人が5人活躍されていたのを思い出します。3年前のおしゃべり帖にも書きましたが、トンガの王様が日本のソロバンを国に広めたいと送り出した留学生が、はじめ小学生にまじりパチパチと練習したそうですが、日本で大学に入り、日本代表としてワールドカップに参加したのが始まりで、その後も母国に帰らず、後から来る後輩たちの面倒をみてあの時のワールドカップで活躍されたのです、王様のソロバン好きが良かったのですね。今も日本とトンガ王国はとても友好的な関係にあるそうで、その国王は、災害は避けて通れない道で悲しみを分かち合い、協力し合い、試練に立ち向かいましょう、と呼びかけられたのです。これを書いている夜中に九州で震度5の地震!! 私たちに向けられた言葉でもあると思いました。
さあ、コロナにまけずピアノフェスタに向けて頑張っていきましょう!!