先月のおしゃべり帖では、『耳の聞こえない打楽器奏者』が紹介されていましたが、私は先日、フェスティバルホールでクラウス・マケラさんが指揮をするショスタコーヴィチの『祝典序曲(しゅくてんじょきょく)』と『ピアノ協奏曲第2番』、そしてR.シュトラウスの『英雄の生涯(えいゆうのしょうがい)』を聴いてきました。
指揮者のマケラ氏は27歳と若くて、身長の半分が足というモデル体型のかっこいい方でしたが、繊細さと力強さのバランスが絶妙で勢いがありとてもひきつけられました。
ピアノ協奏曲は、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した35歳の日本人、もう目のピアニスト“辻井伸行(つじいのぶゆき)さん”が演奏されていました。身体の障がいがあっても一音たりとも失敗せず、息の合った演奏には感激と勇気をもらえましたよ。
今、世界中では戦争や内戦が起きていますが、ショスタコーヴィチが独裁者スターリンの死の翌年にわずか3日間で完成させた『祝典序曲(しゅくてんじょきょく)』は、スターリン体制からの解放をひそかに祝って作曲されたのではないかとも言われています。
一日もはやく平和な世界が来てほしいと願うばかりですが、戦争のない日本は幸せですが、『幸せとは何か?』を考えさせられるコンサートでした。
歌のない、楽器での演奏は言葉で表現しきれないことを表現できる素晴らしさがありますね。
先生もそんなピアノが大好きです♪
さて気分を変えてミュージッククイズです。
今月のクイズ
①ピアノの鍵盤は88鍵ですがそもそも88鍵である理由は、何でしょうか?
1. それ以上は、両手を広げても届きにくいから
2. それ以上は、楽音としてあまり認識できないから
3. それ以上は、作るのが大変だから
4. 実はとくに理由はない
さあ、どれでしょうか?
②ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した現在35歳の日本人で、もう目のピアニストはだれ?『○○○のぶゆき』さん
あたらしいテキストもたくさんいっしょにひいて、たのしみながらすすめていこうね✨
これからはきごうもおぼえて、いっしょにいろいろなひきかたにチャレンジしていこうね!
荒牧教室の生徒さんへ
教室に新しい本を置きました!見てみてね★
・トットちゃんの15つぶのだいず
・もうじきたべられるぼく(牛さんのお話し)
など、他にもみなさんに読んでほしい本を置いてあります♪
11月涼しくなり秋本番ですね。10月のハロウィン仮装はかわいく、カッコよく素敵でしたね、インスタグラムにアップしていますので見てくださいね。今も続いているウクライナ侵略の中、新にイスラエルとパレスチナの戦争がはじまり毎日テレビからは逃げ惑う市民や子供たちの映像が流れます。見るたびにやるせなく打ちひしがれる思いです。世界史を読み直すたびに複雑な国の歴史、宗教上の関係があることが分かりますが、もつれにもつれてしまっていて、憎しみの連鎖になり、その上色々な国の思惑がからみどうしようもない状態のようです。平凡に普通に暮らすことがこんなにも難しいとは。人命優先でこの悲劇を解決して欲しいです。高学年の生徒さんはこの地域の歴史を学んでくださいね。国際社会の分断が深まり、市民社会の分断も加速されていくのを見るたびに大きな戦争にならないことを祈るばかりです。NHKの番組では、今をしっかりと見て覚えておくことが将来の希望につながり、何が真実、事実なのかというファクトチェックすることが第3者としての役割だと話しておられました。でもどうしたら私たちがわかるのかとも思うのですが、、、IT時代の情報戦は戦争の形まで変わるのですね。どの時代に、どの国に生まれたのかでこんなにも子供たちの運命が変わってしまうのかと思うと胸が痛みます。
とにかく生きていて欲しいです。毎日心が晴れないですが、平和な日本に生きていることに感謝し、ありがとうの心を忘れず「いま・この時を・全力で」いきたいですね。
みんなの笑顔が続く日本でありますように。