暑い日の多かった10月でしたが、突然気温が下がり過ごしやすい秋になりましたね。
皆さんはどんな秋を過ごしていますか?
運動会や音楽会、図工展のお話を多く聞くので、スポーツの秋、芸術の秋と皆さんそれぞれの秋を楽しまれているかもしれませんね✨
私は10月5日に市立伊丹ミュージアム旧岡田家住宅・酒蔵(さかぐら・お酒をつくり、ためておく場所)にて開催された「テレマンの酒蔵コンサート」を聴きに行ってきました。
「フォルテピアノで薫り立つモーツァルトの魅力〜きらきら星変奏曲〜」と記載された広告を見て、私の大好きな曲の一つ、モーツァルト作曲のきらきら星変奏曲はフォルテピアノの演奏だとどんな感じなのかなと楽しみにしていたコンサートです。
フォルテピアノとはモーツァルトの時代のピアノで、全て木でできており、現代のピアノよりも鍵盤の数が少なく、音量も小さい楽器です。
会場が大きなコンサートホールではなく酒蔵だったこともあり、モーツァルトが宮廷や貴族の邸で演奏した際、こんな響きだったのかなとワクワクしながらコンサートを楽しみました♪
私はフォルテピアノの演奏を何曲も聴くことは初めてだったのですが、とても柔らかく心地よい響きで、また機会があれば聴いてみたいなと思います♫
ホールだとコンサートを聴きに行くだけでも少し緊張してしまうのですが、酒蔵でのコンサートは外の鳥の鳴き声や風の音なども聞こえてきて、普段の生活の中で音楽を感じることができ、酒蔵は木造の建物ということもあり、雰囲気もとてもあたたかい会場で本当に素敵な体験となりました✨
また、この酒蔵はモーツァルトの生まれる少し前に建てられ、モーツァルトが活躍した時代には、伊丹で作られたお酒は都へ送られていたそうです。時代が重なっていたこともあり、タイムスリップしたかのような気分にもなれました。
旧岡田家住宅酒蔵には酒造、貯蔵に使用されていたものだけでなく、伊丹のお酒についての歴史も知れるので興味のある方はぜひ訪れてみてください✨
今月のクイズ
①日本の被爆者団体が受賞したのは何賞でしょうか?(◯ー◯◯◯◯賞)
②フォルテピアノはだれの時代のピアノでしょうか?作曲家の名前を答えてね!
10月のハロウィン仮装楽しかったですね。インスタグラムにアップしていますので見てくださいね。ベルリンフィル ウイーンフィルの夏の野外コンサート少しでも見ることができましたか?ベルリンフィルの終わりは観客の口笛(ベルリンの風)、ウイーンフィルはワルツ(ウイーンかたぎ)で観客が踊りだし、本当にワルツをこよなく愛しているのが伝わり楽しかったです。ウイーンの風景にはモーツアルトの結婚式があった有名なシュテファン大聖堂も見えていましたよ(レッスンで学んでね)
そんなさなかノーベル平和賞が日本の「被爆者(ひばくしゃ)団体」に決まりました。
日本は原爆(げんばく)により広島、長崎では一瞬にして多くの命が奪われた世界で唯一の戦争被爆国(せんそうひばくこく)です。
長年にわたり世界にむけて「ノーモア・ヒロシマ ノーモア・ナガサキ ノーモア・ヒバクシャ」と核兵器廃絶(かくへいきはいぜつ)を訴え続けてきたことが認められたのです。なぜ受賞したのでしょうか? 今世界でおきている紛争を見ると「核の脅し(かくのおどし)」をエスカレートさせているロシア、イスラエルがあり、核兵器が使われるかも知れないという状況下にあります。ノーベル賞委員会は核兵器は二度と使われてはならないという決まりを守るためには、日本の被爆地(ひばくち)、被爆者(ひばくしゃ)が欠かせない存在で、被爆者の体験談が貴重なのだと決まったそうです。
ロシアのプーチン大統領は「本当の核のおそろしさをわかっていないはずだ!!体験したわれわれの声をきいてほしい」と団体委員の方が話しておられました。抑止力(よくしりょく)としての核(かく)はどんどん作られ、核で核に立ち向かうという危険な状態が続いているのです(小さい人にはむつかしい話ですが大きくなったら学んでね)。
もし使われたら地球という共同体に住む私たち全員に核兵器の影響が及び第3次世界大戦が始まるのではと不安です。
なぜ戦争がはじまり、どういう経過で終わったのか、悲惨な事実をしっかり学んでいってくださいね。1945年(原爆投下)の出来事を世界に語り継いでいく日本の若い世代が責任を担っていってほしいとの思いが込められたノーベル「平和賞」なのです。
夏のコンサートを楽しんでいる間もウクライナ、パレスチナでは悲劇が続いています、また世界にはスーダン、イエメンなど国際的な支援組織もどうにもできないような「忘れられた紛争」で苦しんでいる人も多く、個人がどうにもできないもどかしさを感じています。今回は漢字も多く難しいです、長くなりましたが保護者様が子供たちに読んでいただけたらありがたいです。
日本は地震、大雨災害で能登半島の方は大変な生活をされておられると思います。
皆さんからのお月謝の中の10円(月3000円として合計36000円)今年はすべて能登半島に寄付させていただきました。ありがとうございました。
地球は一つで、みんなのものです。世界中の子供たちが笑顔で暮らせますように。