藤井風さんというシンガーソングライターをご存知ですか?
先日何気なく観ていた音楽番組の「伝説のライブ特集」で藤井さんの最近のライブが取り上げられていて、思わず引き込まれてしまいました。
今年の9月4日に日産スタジアムで行われた無観客ライブ。
本来は有観客の予定でしたがコロナ感染拡大防止の為、無観客で無料生配信されました。(YouTubeで観れます)
広いスタジアムにグランドピアノが1つ。TシャツにGパン、サンダルで無造作ヘアの藤井風さんが、雨の中たった一人でのパフォーマンス。
しかしそのパフォーマンスは、雨も本当は演出なのでは?と思ってしまうくらい、全てをご自身のワールドに巻き込んでしまう圧巻のパフォーマンスでした。
MCでは、英語と日本語を交互に話されていましたが、岡山弁でのゆる〜い話し方が何とも独特で、しかし彼から発される言葉一つ一つが優しく温かく、ご自身の音楽で少しでも多くの人の元気、癒し、支えになれたらという思いがストレートに伝わってきました。
藤井さんは3歳からピアノを習い、12歳頃からYouTubeでピアノ演奏を公開するようになったそうで、今でも中学生の頃に演奏した「千本桜」が観れますよ。
正式なデビューは2020年1月24日で、コロナの真っ只中のえらい時にデビューになったなという思いもあったそうですが、こんな時だからこそ色んな人々に自分の作品を聴いてもらえると思ったそうです。
予定していたライブがコロナで中止になった時には、急遽ご自宅でピアノ演奏ライブ(それも地べたにキーボードを置いて演奏。服装はTシャツに高校時代のジャージ)を生配信。
自分を飾らず、自由で自然体。その飾らない人間性に魅力を感じる人が多いのだろうなと思います。
私もまだまだ最近知ったばかりなので、彼の色んな作品を観てみようと思います。
今月のクイズ
①ピアノは○○○○。自分らしく堂々と好きに弾きましょう。
(ジャスミン先生のショパンコンクールのお話をよーく読んでね♪)
②藤井風さんの正式デビュー日は○○○○年1月24日。
おんぷもたくさんおぼえて、むずかしいりずむもたたけるようになりまね♪どれみたいそうもとってもじょうずですね!
はっぴょうかいもたのしみにしていますよ★
11月に入り秋らしく、肌寒くなりましたね。10月はショパンコンクールを見た方も多かったかと思います。
ライブも見ながら誰がファイナルまで残るのかハラハラしながら聴きました。評論家よろしく真夜中にラインで感想を言い合い、ショパコンを堪能しました。
今もコンチェルト1番が頭の中で鳴り続いている毎日です。ファイナルの演奏はそれぞれ考え抜かれ、計算しつくされ、ショパンの繊細さやエレガンスをさりげなく出しながら自分らしい演奏をされていたのが分かりました。いい演奏って?難しいですね。芸術に点数つけることの難しさ、とくにショパンは十人十色で審査員の好みも様々でしょうから、順位をつけるのは大変かと思います。2位の反田さんはもうすでに貫禄ある立派なピアニストとして活躍されていますが、ショパコンに向かう緻密な策がなされ上手すぎて、別格な感じがしました。小林さんも素晴らしい演奏で短調の作品が持つ寂寥感や暗さが、ウィナーズコンサートも含め表現されていて涙が出そうでした。再チャレンジされ4位でしたが熱量の高いピアニストですね。
1位のカナダのリューさんはのびのびと素直に、キラッとした新しい方向性も見え、あまり小細工なしに弾かれたのが良かったのではと思いました。私は個人的には2位のアレクサンダー・ガジェブの香り高い音に魅了されました。ホールで聴きたかった!!と思いましたが、ライブで見れるいい時代になりましたね。
もう音楽表現として出尽くしたかとも思ってしまう時もあるのですが、若いコンテスタントまだまだ進化していくのだと思うと楽しみです。
今回は小さい方には難しかったかも知れませんね。皆さんのお稽古では、曲名が書かれているのが多いので、直感!!感じた通りを弾いてくださいね。
ピアノは自己表現です、自分らしく堂々と好きに弾いてくださいね、それが一番です。
そして🍙アクション、たくさんの写真ありがとうございました。